この度、共著書『地域の絆 ー芝居絵屏風ー』を刊行しました。
2017年度に関わった絵金研究の総括にもなります。

本書作成の発端は、「郡頭神社の夏祭りが氏子の高齢化や祭りの担い手不足により持続可能な状況にない」という高知新聞の記事でした。そこから、宮司さんや絵馬保存会の方々との連携がスタートしました。
初発的な活動として、「夏祭り」や「輪抜け祭り」のサービスラーニングを高知大学の学生と行いました。次の段階として、郡頭神社の夏祭りの様相や絵金派の作品を記録し、アーカイブとして残すことができないかと地域からの要請がありました。

本書内容の大半は絵金派の芝居絵屏風の作品解説です。この部分は豊富な研究実績のある方々に協力を仰ぎました。
高知県立美術館、絵金蔵、創造広場アクトランドの学芸員の皆様には大変お世話になりました。また、高知大学同僚の野角先生には共著者として編集・監修をお願いしました。そして、編集・デザインは高知大学地域協働学部の榊原桃伽さんと一緒に行いました。地域の様相を本作りを通して様々なステークホルダーと協働できたことは大きな成果となりました。このような活動は、大学が地域に果たす役割の好例ではないかと思います。
関係の皆様に心より御礼申し上げます。

ISBN978-4-86338-212-1
C0070 ¥1000(リーブル出版)

装丁装丁(表面・裏面)